オフィス(office)
会社、勤め先という意味も持っているオフィスですが、このオフィスとは事業目的を遂行するだけではなく、人が集まり、ビジネス情報の創造、加工、伝達、蓄積、処理をする場所のことを指します。
このようなオフィスですが、事業目的を遂行するために使用するのですから、快適、かつ効率の良い、空間作りが必要となります。また、会社には極秘とされる情報もありますし、来客を接待する場所が必要になります。会社によってはお客様の個人情報を扱う所もあります。つまり、快適で気持ちよく事業目的を遂行できるだけでは、「良いオフィス」とは言えないのです。
オフィスデザイン
以上のことから、「オフィス=ただ仕事をこなすだけ」という時代は過去の考えです。オフィスは8時間労働だとして、1日の1/3を過ごす場所となりますし、人によっては家にいる時間より、オフィスにいる時間の方が長いという方もいるでしょう。また、最近ではデザインを扱う会社も増えてきています。そのような人たちのためにも、オフィスは心身に優しく、いろいろな発想が浮かぶような場所であって欲しい物です。
そのような、オフィスを作ることで、その会社のイメージが挙がったり、効率が上がったり、利益が上がったりなどの効果が生まれる例は少なくありません。また、会社員としても、暗く不快なオフィスで仕事をするよりは、明るく快適なオフィスで仕事をしたいという方の方が圧倒的に多いでしょう。オフィスのあり方だけで、仕事に対する人の、会社のあり方はずいぶん変わってくるものなのです。
特に最近では、IT化が急激に進み、今までのような組織構成中心の単一化されたレイアウトから、働き方に適したスペースが必要とされています。工場などの製作部門では極力生産性を上げる工夫をしている企業でも、事務効率を上げるオフィス作りを工夫しているオフィスは、まだ少ないと言えます。現在、まさに企業は世代交代の時代を迎え、ワーカー構成自体そのものが変わりつつあります。
これまでの様な仕事中心の単一化されたワークスタイルから楽しさと機能を併せ持ったワークスタイへの需要が高まると同時に、各種IT導入やセキュリティの強化も必然です。限られた予算やその他多くの条件の中で、最高のオフィスの実現を目指し、レイアウトや通路の幅、間仕切りの高さ、空調の位置、デスクのサイズに至るまで、それぞれの会社に最適なオフィスを作ることがオフィスデザインの最も大切なポイントです。
しかし、実際オフィスデザインを変更しようとすれば、何を重視したらいいかわかりにくく、また、良いと思ったデザインが実際は暗いイメージだったり、かっこいいデザインを選んでも、効率が悪いようなデザインになったしまったり、などの失敗に対する不安も多いものです。そこでこのサイトでは、そんな方達に、オフィスデザインの基本と、ちょっとした提案を行いましょう。
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Last update:2021/4/8
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